
このサービスを利用するにあたっては、まずリスクを正確に把握して、ユーザーが独自の対策を付加する必要がありそうだ。
紛失事故が繰り返される宅配業者による文書の輸送

紛失した書類が個人情報であれば、こうしたサービスのユーザーは被害者であると同時に、数千件におよぶ個人情報の提供者に対する加害者の立場も背負うことになるだけに、サービスの実態を知らぬまま業者の言うスペックを鵜呑みにしたり、手軽さや価格だけでサービスを選択することは、大きなリスクを伴うことを認識しなければならないだろう。
「宅配 ダンボール 事故」のキーワード検索でわかる、様々な荷物との混載によるリスク
輸送されている。輸送中に起こり得る荷扱いによるトラブルの可能性もまた 通常の宅配サービスとなんら変わらないことは、どの業者を選択しようともリスクとして受容せねばならない。
ダンボール1枚がセキュリティ対策の生命線!?
雨の日に宅配便が届いた時、梱包が濡れたり破れかけたりしていることは珍しくない。
通常の荷物であれば、梱包資材であるダンボール箱が破損しても、荷物に損傷が及ばなければ補償の対象とはならず、ユーザーも目を瞑ってしまうのだが、ダンボール箱自体が密閉容器としてセキュリティ対策の役割を担う機密文書処理では、僅かな裂け目でもそこから書類が漏れ落ちてしまう可能性があれば、事故として報告されるべき状況のはずだ。
こうした事態は決して起こり得ないことではないはずだが、箱ごと溶解されてしまうため、今のところユーザーには確認する術が無いというのが現実と言って良いだろう。
紛失、破損事故の発生率が高いのは配送センター
ここでは極めてオートメーション化されたライン上で、膨大な荷物が自動で仕分けされているのだが、報告されている紛失事故の多くはここで発生し、構内は手作業で扱う荷物であっても、注意を怠れば5~10メートル近い高さから地面に落下させてしまう設備構造になっている。
ユーザーの想像を超える破損事故の実態

(写真 左)宅配サービスを利用した機密文書処理で、配送センターで起こった落下事故により破損した、ダンボール箱を上回る強度のコンテナ。
(写真 右)コンテナへダンボール箱を格納させる、二重梱包でのサービスであったため、書類が入った箱自体の破損は免れ、封緘も維持されていた。
リスクを減らすにはユーザーによる独自の対策が不可欠
わざわざ最終処分場に足を向けることが困難であっても、まずは複数業者のサービスを比較してリスクを掌握し、どこまでなら受容できるのかを検討してから、しかるべき追加対策に取り組まねば 一度事故が起こった際には、担当者の監督責任、強いては業者を採用した責任までも問われることになるだろう。







